幅広い活動をしているVTuber、憧れますよね。
動きに合わせて表情や口が動く、どういう仕組みなんだろう…?やってみたいけど難しそう。
どうやったらVTuberになれるの?
何が必要で どうやってそろえるのか分からない…。
VTuberになるのはどれくらいお金がかかるの?
これからVTuberを目指したいけど、何をしたら良いのか分からないという方向けの記事です。
私自信VTuberとして活動していますが最初はどうやって やるのか分かりませんでした。
私の場合は先にゲーム実況をしていて、VTuberのお友達ができたことがきっかけで後からVTuberになりました。
最初からVTuberを目指して活動を始めたわけではないので、機材や知識はある程度そろった状態でした。
それでもVTuberとして活動するための「V体」をどうやって動かすのか、という部分を理解するには時間がかかりました。
知り合いもなく、ほとんど知識もない方には かなりハードルが高いと思います。
そんな方のお役に立てたらと思い記事を作ってみました。
VTuberを目指しているけど何をしたら良いのか分からないという方はぜひ最後まで読んでみてください。
この記事をおすすめする人
・VTuberになりたいけど何をしたら良いのか分からない
・必要な機材が知りたい
・V体はどうやって準備するのか分からない
・VTuber活動の事を相談できる知り合いがいない
この記事の作成は2025年です。情報は2025年時点のものとなります。
YouTubeでVTuber活動をしています。セルフモデリング。ココナラでVTuberのLive2Dモデリングのご依頼募集中です。
VTuberってどうやって動くの?その仕組みとは
VTuberの体が画面上で動く仕組み、見てても分からないですよね。
私も自分でやってみるまで分かりませんでした。
VTuberを目指すならざっくり仕組みを知っておきましょう。(なんとなくで大丈夫)
まずV体と呼ばれるアバターを用意します。
V体(バーチャル体):VTuberが画面上で使用するアバターのこと
- V体を読み取るソフト(VTubeStudio)にV体を入れる
- 自分のカメラと連携させる
- 読み取った動きをYouTubeに映すためのソフト(OBS)と連携する
- OBSとYouTubeを連携させる
- YouTubeで配信を開始する
だいたいこんな感じ(カメラの前での動きをVTubeStudioが読み取り、それをOBSがYouTube上にアップロードしている)です。
複数のソフト同士が連携し合って一つの配信を作っているんですね。
初めての方には全く意味が分からないかもしれませんが、VTuberはみんな当たり前のようにやっているので スゴイ!
VTubeStudioに入れるV体は、その時点で顔などの動きが完成しているものです。
事前に顔の動きを設定したモデルを読み込ませ、カメラの動きと連動させます。
動かないイラストを入れても反応しません。
この動く状態にセットされたV体を準備するのが大変なんです。
IRIAM(イリアム)というアプリは独自の技術で静止画イラストの目と口の動きを生成しているようです(IRIAMについては詳しく分からずすみません)
VTuberになるために必要なもの:必須機材・ソフト・知識
ゼロからVTuberを始めるには準備するものがたくさんあります。
ひとまず必須なものからご紹介していきます。参考にしてみてください。
必要な機材リスト(必須)
1,パソコン
2,モニター、キーボード、マウス、マウスパッド(デスクトップPCの場合)
3,マイク
4,iPhoneなどのスマホ もしくはWebカメラ
5,配信ソフト(OBS、VTubeStudioなど)
6,V体
①パソコン
パソコンについては言うまでもありませんが、VTuber活動には必須です。
ノートパソコンでも出来ますがスペックの高いものをおすすめします。
ゲームをやる予定がなくても「ゲーミングPC」がおすすめです。
ゲーミングPCはゲームもできるPCなのでスペックは高く、動画編集などでも活用できますよ。
いくらのパソコンを買うかによって費用が大きく変わります。
中古パソコンなら安くおさえる事もできますが、スペックはしっかり確認しましょう。
20万円程度あれば一般的なVTuber活動には十分なスペックのパソコン(デスクトップ)が買えるかと思います。(2025年時点)
性能の良いものは50万円↑とかしますが、がっつり最新のゲームをやりたい とかでなければ そこまで必要ありません。
ゲーミングPCについてはかなり前に書いたものですが、こちらの記事で解説していますので気になる方は参考にしてみてください↓
②モニター、キーボード、マウス、マウスパッド(デスクトップPCの場合)
モニター、キーボードはデスクトップPCなら必須です。
モニター費用を入れると予想外の金額になったりしますので、予算を考える時はモニター代も含めましょう。
ゲーミングモニターとかでなければ1万円台でも買えます。
個人的な考えですが、モニターは中古でも十分だと思います。
最初は中古で買って、ゆくゆく良いものへ交換という手もあります。
キーボードはElecom、Logicoolなどのもので5,000円くらいでも購入できます。
マウス、マウスパッドも一般的なもので、合わせて1万円しない程度で購入できます。
私はLogicoolがお気に入りです。特にマウスパッドの使い心地は素晴らしいです。(高くありません)
③マイク
PCやモニターなどはすでにお持ちの方も多いと思いますが、マイクは持ってないのではないでしょうか。
Amazonなどで購入できます。
HYPER X(ハイパーエックス)、Logicool(ロジクール)、オーディオテクニカなどのメーカーがあります。
マイクこそピンキリなのですが、よく分からない低価格のマイクを買うくらいなら8,000~1万ちょっとくらいのものがおすすめです。
歌枠を中心に活動を考えているなら最初から良いマイクを選んでください。
基本的に価格の高い物ほど性能の良いマイクです。
歌枠など音質にこだわる方はポップガードもあると良いです。(雑音をカットしてくれる道具)
こちらの記事でマイクについて解説していますので参考にしてみてください。
④カメラ
iPhoneのカメラは性能が良いので使える方はこちらがおすすめです。
その場合はiPhone用のスタンドが必要になります。
私は様々な理由からWebカメラを使っています。
WebカメラもAmazonで購入できます。
V体のトラッキングだけなので3,000円程度の安いもので十分です。
⑤配信ソフト
VTuberとして配信するには、配信ソフトとV体を読み込むトラッキングソフトが必要になります。
・配信するためのソフト
動画配信ソフトとして有名なのでが「OBS」というソフト(無料)です。
他にもいろいろありますがOBSは使っている人がとても多いので、その分 情報もたくさんあります。
VTuberのお友達ができた時にも情報共有できますしね。
配信ソフトは断然OBSがおすすめです。
・V体を映すトラッキングソフト
VTubeStudio(Vチューブスタジオ)はV体を映すための専用ソフトです。
このVTubeStudioとOBSを連携させて画面にV体を映します。
他にはnizima LIVE(ニジマライブ)というのもあります。
私はVTubeStudioを使っています。
steam(スチーム)で1,580円くらい(2025年時点)です。
VTubeStudioがどんなものか気になる方はnoteのこちらの記事も参考にしてみてください。
⑥V体(アバター)
先ほども少し触れましたが、V体と呼ばれるバーチャルアバターがないとVTuberとは言わないかもしれません(所説ありますが)。
VTuberとなるための準備で一番ハードルが高いのがこのV体の準備ではないでしょうか。
V体の準備についてはあまりにも長くなるので別記事で詳しく解説していきます。
金額としては0円~50万円くらいと幅広くなっています。
自作する場合は究極0円、平均は10万円~20万円、企業VTuberさんだともっと高い印象です。
VTuberになるために必要なもの:あると便利な機材リスト
VTuberとして活動するために、あった方が便利なアイテムをご紹介します。
- サブモニター
- マイクアーム
- ポップガード
- オーディオインターフェース
- 動画編集ソフト
①サブモニター
VTuber活動では複数のソフトを使うのでサブモニターがあると便利です。
サブモニターでは視聴者からのコメントや音声をチェックするのに使います。
スマホなどでも できなくはないですが、活動者目線からするとキツイと思います。
特に初心者のうちは配信環境にも慣れていないので、パッと見て分かる所に必要な画面が表示されている方が焦らずできると思います。
必須ではないが、あると非常に便利。
特に複数のソフトを同時に使用するVTuberにはおすすめ。
②マイクアーム
置けるタイプのマイクなら必要ないですが、上からぶら下げて使いたい時には必要です。
スタンド付きのマイクでもだいたい取り外しができ、マイクアームに付け替える事ができます。
歌枠や音声品質にこだわりたい方は、マイクアームなどでマイクを顔のすぐ近くに持ってくる方がキレイに入りますね。
また上からぶら下げることで空間の有効活用もできます。
こだわりがないなら5,000円くらいから購入できます。
③ポップガード
ポップガードとは聞きなれない単語かもしれません。
これはマイクの前にセットし、ポップノイズ(雑音)をカットしてくれるアイテムです。
「ぱ」「ば」などの音がキレイに入るようになります。意識して発声してみると何となく分かると思います。
こちらも こだわりがないなら1,000円くらいからあります。
ポップガードが内蔵されたマイクもあります。
ゲーム配信や雑談などがメインの配信者では使っている人は半々かと思いますが、やはり歌枠などに力を入れている方は使っているでしょう。
ポップガードの種類にもよりますが、わりと邪魔です。(経験談)
ゲーム実況などではゲームの画面を見ないといけないので、顔の前に大きなポップガードがあると見えません。
ゲーム実況、雑談、歌枠などでそれぞれマイクの位置を変えるなどの方法もありますので、ご自分の活動に合ったスタイルを見つけていきましょう。
メリット: ポップノイズを軽減し、クリアな音声を実現する。
デメリット: 種類によっては邪魔になる場合がある。
おすすめ: 歌枠など、音声品質に特にこだわりたい人にはおすすめ。ゲーム実況などでは必須ではない。
④オーディオインターフェース
オーディオインターフェースとはなんぞや?
音響に明るくない方には聞きなれないアイテムですよね。
私も知りませんでした。
要するに、音をプロ並みに、よりキレイに変換してくれる機械です。
オーディオインターフェースは高いので、最初から音に力を入れる方針でなければ なくても全然問題ありません。
楽器の演奏などには必須といえるアイテムです。
価格帯:2万円くらい~10万円以上
配信にも慣れてきて、音声にもっと力をいれたいとなった時のために頭の片隅に入れておいてください。
⑤動画編集ソフト
動画編集ソフト
PowerDirector(パワーディレクター)、Adobe Premiere Pro(アドビ プレミアプロ)、Filmora(フィモーラ)、Final Cut Pro(ファイナルカットプロ)などが有名です。
私はPowerDirector(パワーディレクター)を使って6年目です。
シェアが広いのはAdobe Premiere Pro(アドビ プレミアプロ)ですね。動画編集のお仕事などではこちらの方が良いです。
Final Cut Pro(ファイナルカットプロ)はヒカキンさんや はじめしゃちょーさんが使っています(2025年情報)
ショート動画くらいでしたら無料の編集ソフトでも作れると思います。(使ったことないので実際分かりません)
PowerDirector(パワーディレクター)は月額プランと買い切りプランがあり、月額700円くらいです。
割とセールをやっているのでセール中に年間プランで購入すると月額換算530円くらいになります。
Adobeは動画編集に限らず基本的に高いですが、様々なAdobe社ソフト間で連携できるのが大きなポイントです。
あと、Adobe製品を使っている方の作品をみるとおしゃれなものが多いです(個人的意見)
動画編集ソフトはサムネ作りにも便利ですが、基本的に動画編集(横動画)をがっつりやる予定でなければ最初からは必要ないかもしれません。
サムネだけならアイビスペイントやCanva(キャンバ)でもできますし、使っている活動者さんも多いです。
動画編集を本格的に行う場合は必須。
ショート動画やサムネイル作成程度であれば、無料ソフトや他のツールでも代用可能。
【参考】
動画編集ソフト:いずれも2025年の価格です。
PowerDirector(パワーディレクター)8,980円/年額(セールあり)
Adobe Premiere Pro(アドビ プレミアプロ) 3280円/月額、34,680円/年額
Filmora(フィモーラ)6,980円~/年額
Final Cut Pro(ファイナルカットプロ)50,000円/買い切りのみ、Mac専用
VTuberになるために必要なもの:ゲーム実況に必要なその他の機材
VTuberと言えばゲーム実況をしている活動者さんもかなり多いですね。
ゲーム実況をするには専用の機材も必要になってきます。
- ゲーム機(PS5やswitchなど)
- キャプチャーボード
- ヘッドホン
- ゲームングマウス、ゲームングキーボード、コントローラーなど(ゲームによる)
①ゲーム機
ゲーミングPCでsteam(スチーム)のゲームを配信する場合は必要ありません。
自分の配信したいゲームに合わせて、どのプラットフォームにするかは自由です。
余談ですが、ゲームならなんでも配信して良いというわけではなく、ゲーム会社ごとに配信規約というものがあります。
配信が許可されていないゲームもありますので、必ず許可されているゲームか規約を確認しましょう!
○○さんが配信しているから自分も大丈夫、は理由になりません。
企業勢の方などは個別に許可を取っている場合もあります。
②キャプチャーボード
こちらもゲーミングPCでsteam(スチーム)のゲームを配信する場合は必要ありません。
PS5やswitchの場合はキャプチャーボードがないと配信できません。
キャプチャーボード:ゲーム機とパソコンをつなぐ機械
安いキャプチャーボードもありますが、あまりに安価なものは画質が悪い可能性があります。
PS5は特に画質がめちゃくちゃ良いので、キャプチャーボードによってガビガビになる可能性もあります。
ゲーム配信者がよく使っている おすすめキャプチャーボードはAVerMedia(アバーメディア)社の製品ですね。
よく分からないなら尚更AVerMedia(アバーメディア)製品にしておくのが無難です。
15,000円~30,000円くらいですが中古で探してみるのもアリかと思います。
③ヘッドホン(イヤホン)
ヘッドホン(イヤホン)はお好みではありますが、あった方が良いと思います。
ゲーム音をモニターから出すとその音をマイクでも拾ってしまい、二重音声になるからです。
ヘッドホンにマイクが付いたヘッドセットでも配信可能ですが、マイクを別で使うなら通常のヘッドホンで良いです。
VTuberとして活動するならマイクは単体で使った方が良いかと思いますので、ここではヘッドホンもしくはイヤホンをおすすめします。
ゲームの種類によりますが、FPSなど音が重要なゲームの場合は高性能なヘッドホンにしましょう。
ちなみに私はゲーム実況をメインでしていますが、ヘッドホンは使っていません。
モニターから直出しで、マイクが拾わない程度の微音量でプレイしています(笑)
以前はヘッドホンを使っていましたが毎日ゲーム実況していると耳が痛くなってきたので やめました。
音がめちゃくちゃ小さいのですが慣れます。
ヘッドホンやイヤホンは実際に使ってみないと分からない部分が大きいので、自分に合ったものを見つけるのは難しいですね。
④ゲーミングキーボード、ゲーミングマウス、コントローラーなど
こちらについてはゲーマーの方ならご存知だと思いますが、ゲームのジャンルや自分のプレイスタイルによって変わってきます。
必要ないという方には全く必要ありません。
種類も価格も豊富でメーカーによって本当に違うのですが、こういうものを使う方はすでにご存知だと思いますので割愛します。
VTuberの機材準備に必要な予算は?まとめ(2025年版)
ここまで読んでくださりありがとうございます。
こんなに長くなる予定ではなかったのですが、なんと7,500文字となりました。
長すぎて内容が分からないと思いますので再度まとめます。
①パソコン:デスクトップで20万円程度。スペックに注意。ゲーミングPCの方が性能がよい。PCはケチらない方がよい。
②・モニター:1万円~3万円。中古で探すのもあり。
・キーボード:5,000円~15,000円。中古もあり。
・マウス、マウスパッド:1万円
③マイク:8,000円~30,000円。歌枠など音質にこだわる方は高いものがおすすめ
④カメラ:Webカメラ 3,000~1万円以内
⑤配信ソフト:OBS(無料)、VTubeStudio(2025年時点で1,580円)
⑥V体(アバター):0円~50万円。後の記事で詳しく解説。平均10万~20万円
⑦サブモニター:1万円~3万円。中古もあり
⑧マイクアーム:5,000円~1万円程度。歌枠などをメインに考えてるいる方はあった方が良い
⑨ポップガード:1,000円程度。音質にこだわる方におすすめ
⑩オーディオインターフェース:2万円~10万円以上。音質にこだわる方向け
⑪動画編集ソフト:いずれも2025年の価格です。
・PowerDirector(パワーディレクター)8,980円/年額(セールあり)
・Adobe Premiere Pro(アドビ プレミアプロ) 3280円/月額、34,680円/年額
・Filmora(フィモーラ)6,980円~/年額
・Final Cut Pro(ファイナルカットプロ)50,000円/買い切りのみ、Mac専用
サムネイル程度ならアイビスペイントやCanvaでもOK。(無料版もあり)
最終結果と まとめ
・ゲーム機やゲーム機材については配信スタイルによって大きく変わるため、今回の予算には含めないものとします。
・VTuberの費用として大きなV体は平均値で計算
・オーディオインターフェースは含まない
・動画編集ソフトは含まない
【2025年時点での予算目安】
だいたい 353,580(最低)~537,580(高品質)
+オーディオインターフェース
+動画編集ソフト
+キャプチャーボード
+VTuber宣伝用キービジュアル、ティザームービーなど
+VTuber活動時の待機画面、配信画面、オープニング、専用BGM、ロゴなど
こだわりたい方はもっと予算を入れても良いです。
VTuberとして活動するなら、こだわる所はやはりV体だと思いますので、思い切ってV体に予算をかけてみてはいかがでしょうか?
やはりお値段相応の品質になりますよ。
V体のお値段が高い方にはそれなりの技術が詰まっており、誰が見ても美しいものとなっています。
V体は後から手直しすることが難しい部分でもありますので、最初にしっかり考え、満足のいくV体で活動開始したいですね。
V体については別の記事で詳しく解説します!(長いです)
私もココナラでV体のモデリングご依頼を募集中です!VTuberデビューのお手伝いをさせてください。
YouTubeではセルフモデリングでのVTuber活動をしています。お気軽に遊びに来てください。
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